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自然の仕組み

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2016年 09月 02日

ⅩⅥ.四季にうまく「気」を取りこむ

自然界の動植物も人と同じように「天の気」、「地の気」の恩恵を受けて生育し、特有の気を作り上げながら、生命活動を続けています。
つまり、それぞれに気が充実する時期があり、四季によって気の充実する部分も異なってくるというわけです。
春には芽の物(たけのこ・うどの若芽)を、夏には葉の物(キャベツ・ほうれんそう)を、秋は実の物(カキ・くり)を、冬には根の物(さつまいも・かぶ)を中心に食べれば良いのです。

なぜならば、春は気温が昇り、植物が芽生え成長するときで、芽に気が集中しているからです。

葉は夏に、太陽エネルギーをいっぱいに受けて生長して行きます。

秋は収穫のときで、「天の気」が収まる時期です。植物は実に栄養を集めようとするわけです。

冬に根の物を食べると良いのは、蔵する時期に入るからです。動物も一部は冬眠に入り、万物はすべて枯れてしまい根しか残りませんが、「地の気」は根に集中します。また、根の物は、地に埋めて貯蔵ができますから、自然界に順応した食資源でもあったわけです。


by shizennori1 | 2016-09-02 11:36 | ⅩⅥ.四季にうまく「気」を取りこむ


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