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自然の仕組み

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2016年 08月 13日

Ⅵ.心臓と血液のめぐり

古書では、血液をめぐらせるについて「体を補い、陰陽をめぐらし、血液循環を良くし、筋肉や骨を潤おして関節の動きを潤滑にするもので、これを栄気という」とあります。「栄気」である血液の働きが正常であれば、体は健康で、筋肉や骨髄に栄養を与えることができ、関節の屈伸を滑らかにして痛みを感じさせることもない、というわけです。
心臓は血液に関係のある臓器ですが、漢方では汗のことを「心臓の液といいます。血液が余分な熱を持つと、発汗して熱を下げます。汗の出方がその人の体力や皮膚の強さに対して多い場合には、血液の水分が少なくなります。その場合には、かえって血液の流れが悪くなり、血に熱が集まって、どうきや息切れを起こすことがあります。また、逆に、発汗が少なく、血液中の水分が多くなり過ぎても、血液の流れが悪くなり、やはりどうきや息切れの症状が生じ、手足が冷えてくるのです


by shizennori1 | 2016-08-13 12:39 | Ⅵ.心臓と血液のめぐり


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