カテゴリ:Ⅳ.気の充実が「運」を開く( 1 )


2016年 08月 11日

Ⅳ.気の充実が「運」を開く

心理学に、「心の四つの作用」というのがあり、「①そう想像し、②そう思い、③そう信じると、④その通りになる」とあります。
これは、強すぎる執着心や身分不相応な欲望をさしているのではありません。人が夢や希望を持って、前向きに生きることの 大切さを表しているのです。
漢方的にこれを解釈すれば、気の充実が運命的な気、「運気」を呼び込むと言うことになります。肉体、精神、知性の働きのリズムを表したものに、「バイオリズム」がありますが、運気はこれに似ています。
運気が好調にめぐっているときは、何事もうまくいきます。それは、人間の脳から理想的な「アルファ波」と呼ばれている脳波が出ているからだ、といわれています。つまり、運気の強い時には、集中力、記憶力が最も強くなり、いわゆる精神的な高揚がみられるのです。しかし、「人生は山あり谷あり」とよくいわれるように、人が持っている独自の気のめぐりにも起伏があり、浮き沈みがあります。ですから、できる限り落差を小さくする工夫が大切になってくるわけで、中国由来の「気功法」や「太極拳」も、その一つの方法といえます。
張りつめ過ぎた気は、人の体に良くない事を前に述べましたが、緊張をリラックスさせ、ときには、気を抜くことも大切なのです。
気力の上で、いつも20%位の余力を残しながら、目的意識を持って生きるように心掛けることです。それが、ほどよい気の充実を保つことになり、同時に気のめぐりが円滑に行われることにもなるのです。古書に「人、五常を受け風気によりて成長す」とあります。人間は、「五常」すなわち「仁・義・礼・智・信」の精神活動によって、五臓が良く働くようになり、人格的にも生長して行くことを表しています。このように、心身に良いリズムをつくりながら生きて行くことが、良い体調、良い人格、ひいては良い環境をつくり、その良い環境を生かして生活を営んで行けば、自然に運気を呼び込むことにつながってくる、というわけです。

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by shizennori1 | 2016-08-11 16:50 | Ⅳ.気の充実が「運」を開く