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カテゴリ:ⅩⅤ.「食物の気」の働き( 1 )


2016年 09月 01日

ⅩⅤ.「食物の気」の働き

五味のほかに、漢方では「食物の気」を大切に考えます。「食物の気」は、「薬性」とも呼ばれており、その食物の持っている特有な性質でこれを「寒」、「温」、「平」の三つに大別します。

「寒」というのは、食物や生薬が体内に入ったときの冷やす働きをいい、「温」は、温める作用をさします。また、寒にも温にもかたよらないで、味の働きが主となるものを「平」といいます。

このほかに、軽く冷やす「涼」、軽く温める「微温」、強く温める「熱」などに細かく分類する場合もあります。
具体的に例をあげてみますと、柿や梨には冷やす働きがあり、酒には温める働きがあります。ですから、酒を飲み過ぎて酔ったときの早い酔い覚ましに、柿や梨は良いわけです。

更に漢方では、この気の働きと前に述べました味の働きを合わせたものを「気味」と呼び、その「気味」の組み合わせによって、食物や生薬が人体に作用する特有の働きを理論づけています。

例えば、辛温についていえば、辛は肺の機能を高めますから、温めながら肺の働きを良くすると考え、苦微温は、少し温めながら、心臓の働きを補うといった具合に、それぞれの働きに意味を持たせているわけです。

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by shizennori1 | 2016-09-01 14:56 | ⅩⅤ.「食物の気」の働き