自然の仕組み

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2017年 08月 03日

33.内在的な心の世界と外在的世界

         
夕焼けという大自然の事実は同じであっても、それを感じてどの様に自らの心の世界、観念の世界に映すかは、各人各様種々に異なります。

ある人は夕暮れの光景の美しさを感じ、ある人は恐怖を感じ、ある人はわびしさを感じます。人は皆全ての物事を自分の心の世界に映して見ているのであります。

一般意味論ではこの事を「自分が思っている通りにしか見ていない」(what you see is what you believe !)と言っております。確かにその通りなのです。

自分が相手をへんな人と思っていれば、へんな人としか見ていないのであります。いやな仕事だ、いやな職場だと思って見れば、自分の心の世界にはいやな実感しか映ってこないのです。

なまこを美味しいものと思っている人には、美味しそうに映ります。西洋人の様に、なまこをグロテスクで気味の悪いものと思っている人には不気味さしか自分の心の世界に映っていないのであります。

心は常に自分の心の世界、観念の世界にしか住んでいないのであります。自分の心が住んでいる観念の世界を「内在的観念の世界」と言います。

これに対して、自分の肉体が住んでいる物理的事実の世界を「外在的物質の世界」と言います。上の三枚の写真は内在の世界(自分の心に映した観念の世界)と外在的世界の関係を大変判りやすく説明したものであります。

外在的世界の赤い玉は同一であっても、見る人の角度や遠近によって、内在の世界に映る赤い玉は、ゆがんで見えたり、小さく見えたり、大きく見えたりします。赤い玉は常に同一の大きさと形であっても、いったん心の内在の世界にゆがんだ玉が映ると、私達はゆがんだ赤い玉だと思い込み、そう信じてしまいます。(写真左

自分が偏見や先入観をもって物事を見、人と接した時には、丸い赤い玉がゆがんで見える如く、物事や相手の人間がゆがんで見えてしまうのであります。そして一度ゆがんで内在の世界に映ると、増々そう信じ込んでしまい、増々その様に見えていくのです。憎しみを持って人を見れば、相手の人は増々憎らしく見えてくるのであります

育児ノイローゼの母親は、子供を育てる自信がないと思って子供を扱いますから、子供を育てる事の自信を増々失い、その反面、自分はダメだという実感と信念は反比例して強まっていきます内在的な世界には育児に関して自信を失う事しか映らなくなってしまうのであります。

心の内在の世界は、育児に対しての不安と恐怖で一杯となってしまいます。写真中央の赤い玉が内在の世界一杯に大きく映っている状態です。

ノイローゼとは内在的心の世界に不安・苦しみ・悩み・恐怖などストレスが蓄積し、内在的心の世界がマイナスの観念で一杯になった状態であります

ノイローゼにまではならなくとも、正常な人達ですら、悩み・憎しみ・怒りなどで気持が一杯の時は同様の状態なのであります。競輪・競馬・ギャンブル・酒などに狂っている場合、恋愛やその他何か夢中になっている状態などの場合は全て、夢中になっている対象が内在の世界一杯に広がっている姿なのであります。

生きる喜びや感謝などのプラスの観念が内在の心の世界一杯に広がれば、悟りの世界となりますが、逆に不足・不満・恐れ・憎しみ・苦しみなどのマイナスの観念で内在の心の世界が一杯になりますと、この世は生き地獄となってしまうのであります。

地獄・極楽とは外在的世界にあるのではなく、自分の心の内在的世界にあるのであります。だからこそ悟りが必要なのであります。

上の右側の写真は、赤い玉が実物より小さく映っているものです。健康の喜びや有り難味を少ししか感じなかったり、親子・夫婦などの互いの存在価値を過小に感じたり、大自然の大いなる営みと生命力の素晴らしさ、今日一日の生きる喜びと感謝をほとんど感じる事ができなかったりしたならば、内在的に映るプラスの観念は増々小さくなり、やがて消えていってしまうのであります。

外在的世界の同一の事柄を心の内在的世界では大きくも小さくもとらえる事ができるのであります。マイナスの事は気にしなければ段々と小さく映っていき、やがては消えてしまうのであります。

私達にとって一番大切な事は、先ず自分の内在的な心の世界を悟りによってプラスにする事であります。

ナマコはナマコの味であって、それを美味しいと感じるか、まずいと感じるかは自分の内在的観念の世界の問題であります。小鳥にとって毛虫は好物の食べ物ですが、人間特に女性にとってはぞっとするものであり、毛嫌いするものです。

外在的世界の毛虫は毛虫であって、それを好物にするか、毛嫌いするかは、小鳥と人間の内在的世界の違いであります。

この事実から考えれば、元来憎らしい人もいなければ、好ましい人もいないのであります。憎らしいとか好ましいという実感は、その様な観念を持っている自分自身の内在的心の世界にあるのであって、相手の人にあるのではありません

だから、本来憎らしい嫁姑も、相性の悪い夫婦も、いがみ合うべき兄弟というものは居ないのであります。人間関係の良さ悪さは自分達が互いに持っている内在の心の世界のプラス・マイナスの実感によって決まります

本来、いやな仕事、いやな環境や運命というものはありません。いやな仕事だと感じるのは自分自身であり、いやだと感じれば感じる程、つらくなって苦しむのも自分自身であります。

マイナスの実感は自分にとっても、まわりにとっても損な事であります。自分にとって自分の気持は一番大切なものなのであります。

私達は生命力として、プラスにもマイナスにも実感できる自由選択性を持っています。この能力を使って自分の気持の世界である内在的な心の世界をプラスの世界にすべきであります。

その為には、自分の考えかたや観念をよりプラスの方へ転換していかねばなりません。物事をプラスに見なければなりません。

“自分は大自然の大いなる生命の祝福を受けてこの世に活かされ生きているのだ。そして今日一日は生きる喜びと味わいの為に与えられた日だ。”というプラスの考え方と、“自分には因縁や業があり、この世に罪の子として生まれてきたのだ。だから苦しみに耐えて今日も生きていかねばならない。”という一般宗教のマイナスの考え方とでは、まるで正反対であります。

物事のプラスの面を考えて明るい気持で努力していく事をプラス思考と言います。マイナス思考とは逆に悪い方、暗い方ばかりを考えて積極的行動や努力をしない生き方であります。

マイナス思考ばかりを行っていますと、親子・夫婦・兄弟・嫁姑・友人知人などの人間関係は悪くなり、家庭も仕事も、環境や運命も悪くなり、自分自身も苦しんで生命力を低下させ、ノイローゼや肉体的病気にもなっていきます。

プラス思考を行えば、生きる喜びと感謝の観念が自分自身の内より増々湧いてくるのであります。人は誰でもより幸せを求め向上発展を望んでいます

今日一日をプラス思考で積極的に生きることにより、自分の生命力を高め運命・環境を改善する事ができるのであります。

プラス思考で生きる毎日の積み重ねが結果として自分の人生となるのであります。

「天は自ら助くるものを助く」「汝の信仰汝を救えり」などの言葉にある如く、私達は誰でもプラス思考を積極的に行い、価値ある充実した人生を送るべきであります。



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by shizennori1 | 2017-08-03 20:06 | 33.内在的な心の世界と外在的世界


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