2017年 05月 03日
問題は考え方にあります。その様に考えた結果、どのような感情になるかであります。思考からーーーーー→その様な実感(感情)が出てきてーーーーー→そういった行動・行為になります。その場合、善悪の価値基準は何かという事になります。 例えば、あの人は変な人だと考えている時に、その相手に出会ったとしますと、その時マイナスの感情になり、マイナスの顔つきになります。 ムンクの「叫び」という絵 この親物質界では、何かを常に表現しています。マイナスを表現したら自分が苦しむのであります。自分自身がマイナスを感じたことにより苦しむのであります。
日本人は、本音と建前があります。マイナス思考をすると世の中それがいいとして解釈しています。 そうすると職場でプラスの方を言う人が何人ぐらいおりますかと言いたくなります。夫婦の褒め合い、プラス思考がなかなか出来ません。 季節の事でも暑いときは暑いと、寒い時は寒いといい、現実が素晴らしいから、現実の素晴らしさを受け入れる事が大事であります。こういうのを思考といいます。
プラス思考というのは、理性的判断力であります。理性的判断力がプラスであれば己自身に実感としてプラスの実感を持つことが出来るのであります。 行動が行いの種であります。行動は自己生存の表現であります。これは「実行実現の原則」で、行いの種となります。 人間関係でも、相手のプラスの方を見ているのか、マイナスの方を見ているのかであります。 東西陣営で、外国がお互いに対立の種を蒔いています。相手をやっつける為、核兵器を開発しています。人類が毎日マイナスの種を蒔きますと地球の運命がマイナスの結果を招く結果となります。 つまり、自分がマイナスの事をしていますと、累積して地球の運命がマイナスの運命となるのであります。 自分だけが、助かるだとか、浮かばれるだとか、金が儲かるとか、罪を許してもらうとか、それで助かる訳は無いのであります。 私達は、丸い宇宙船地球号に乗っていることになります。「生命の大親」が、この地球を回し、空気を飛ばないように、引力で引っ張って下さっておられます。しかし、私達は、この宇宙船の空気を汚染しています。それにもかかわらず、自然と言う名の「生命の大親」が、ジェット気流や偏西風などで換気をしていて下さっておられます。人間がしているのではありません。 今、活かされている時は、肉体的に精神的に、生きているのですから心配しても運命は変わりません。愚痴言っても変わりません。因縁があるとか、方位が悪いとかマイナス思考をやっていたらノイローゼになるだけであります。そこで理性的判断をプラスにしなければなりません。 善悪の価値基準はどうなのかと言いますと、人類は全然わかっていないのであります。一体、何を善と考えるのでしょう。 ルイスウェインの3匹の猫 ルイスウェインという画家が描いた猫、この猫を怖いと判断した。そして恐怖となりました。自分に害を与えるのかと思い、段々怖くなって恐怖でとおりました。猫を見て、最初かわいいというふうに感じていました。それを恐怖に感じて通りましたから、ルイスウェインは不幸な一生となりました。恐怖で通りましたから増々運命・環境が恐怖になっていきました。 ルイスウェインの猫の絵 ここにマイナスに思考してマイナスの感情となりマイナスの行動をして、生存の表現をしています。 要するに、猫をマイナスに考えマイナスに表現したら、マイナスの生存となる結果をもたらすのを悪といいます。 悪というのは、マイナスの生存の結果をもたらします。 善というのは、プラスの結果をもたらします。そのような思考であり、感情であり、行いの種であります。これをプラス善と言っております。 目先で欲求を満たす事をしてしまった。この目先のマイナスの感情に流されてマイナスをした事が本当に自分の一生にプラスかどうかであります。 善とは、そのときはつらいけれども、後で結果的にはプラスになる事であります。 例えば、おいしいお菓子を食べて、プラスの実感を持つと、食べて良かったな、ああ良かったなとなるのであります。これが、心豊かに、生きる味わいとなるのであります。そして生存がプラスとなるのであります。 生存を、より広く、より長くプラスにしていかなければなりません。 目先で感情を満たしたとしても、後で結果的にもっとつらい事がきます。これを悪といいます。今、目先の感情で、ああだ、こうだといい、そして結果的には人間関係をその感情で駄目にする。これを悪といいます。 自己防衛と自分の我を満たしたいが為に、己の感情に左右されて、その感情をコントロールできない。これを悪といいます。そして己自身をマイナスにしてしまいます。
理性的判断力をプラスにして、行いの種を人生に蒔けばプラスに生きられます。 教育改革にしても、其の人の意識であります御霊、つまり命霊観念を切り換えなければ、制度をいくら変えても人間は変わりません。 己の人間性、己の中身を変えないと制度を変えても本当の改善はありえません。本当に中身から、根本から変えようとするのは、1000人に一人もいません。制度が問題ではなく、私達の実感が問題であります。 しかし、その実感は理性的判断力、思考という問題に由来します。 マイナスの思考は、マイナスしか考えられません。そしてマイナスの実感を持ちます。癪にさわりますとその行動しかしません。マイナスの感情の行動しかしません。感情に左右されてその様になってしまいます。それが全てになってしまっています。 感情がより広く、より長くなるのが善といいます。自己の生存は他の生存に直結しています。自他一如であります。
同じ一日生きる生き方が恐怖に生きるのではなく、今日一日を感動で生きるのであります。
その為には、実際プラスの種まきをするのであります。その為には実感がプラスでなければ出来ません。感情がプラスになるのには、プラスの思考をしなければなりません。プラスで判断しなければなりません。 プラス思考、プラス善、マイナス悪、一人一人がマイナスの行いをするとマイナスの蓄積となる地球となってしまいます。 今この生きている感動を真実感してみる事が大切であります。思い方一つ、感じ方一つ、判断し方一つ、プラスでもっともっと判断してみる必要があります。
「生命の大親」にお受け取り頂く事が出来ますよう、如何なる運命・環境でも、とにかく最大にプラスで生きていくことであります。 何故なら、全てこの世を親創造し、より良く生きて活けるようにして下さっておられるのが「生命の大親」であるからであります。 つまり、親生命界(生命の世界)も、親命霊界(御霊・意識の世界)も、親物質界(形ある物質の世界)も、全ての全てを行っていて下さっているからであります。 この御存在は、あらゆる宗教宗派、人種、民族の、その中だけで通用する神仏では無いからであります。 要するに、宗教宗派、人種、民族の問題ではなく、この事を越えた生命の問題であり、生きる問題であるからであります。
by shizennori1
| 2017-05-03 12:17
| 22.プラス善とマイナス悪
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アバウト
自然界に生かされて,何をどのように生きたらよいのか、その意味を良くわかって生きて行かなければなりません。その生き方を考えます。だから事実である事が非常に大事であります。
by shizennori1 カテゴリ
Ⅰ.気とは何でしょう Ⅱ.病は気から Ⅲ.気を病んではいけない Ⅳ.気の充実が「運」を開く Ⅴ.自然治癒力を高める「内気」 Ⅵ.心臓と血液のめぐり Ⅶ.血の病のいろいろ Ⅷ.血の働きを良くするもの Ⅸ.余分な水分を溜めてはいけない ⅩⅠ.五臓と体液との関係① Ⅹ.皮膚からの水分の代謝を良くする方法 ⅩⅡ.五臓と体液との関係② ⅩⅢ.「五行」の思想のはじまり ⅩⅣ.食物・生薬の「五味」の働き ⅩⅤ.「食物の気」の働き ⅩⅥ.四季にうまく「気」を取りこむ ⅩⅦ.季節で変わる五臓の働き ⅩⅧ.正しい食物の「気味」の取り方 1.よりよく生きる生き方 2.徳を積む生き方 3.徳はどうして増やせるのか 4.徳積の生き方と不徳な生き方の相違 5.①知性・理性・感性について 6.②知性・理性・感性について 7.③知性・理性・感性について 8.有意味行為の原則 9.運命を良くする生命霊財産(徳)① 10.運命を良くする生命霊財産(徳)② 11.「生命の親」の御存在 ※西郷南洲翁遺訓 12.「能動変化の理法」 13.「平均調和安定の理法」 14.「出発発展の理法」 15.「種類分化の理法」 16.「強度継続の理法」 17.「循環の理法」 18.「終止限界の理法」 19.「作用総合の理法」 20.「原因・結果の理法」① 20.「原因・結果の理法」② 20.「原因・結果の理法」③ 21.「機会・場の理法」 22.プラス善とマイナス悪 23.「悟り」と「苦しみ」 24.霊的観念・命霊観念 25.親心と子心 26.生命の役割と機能 27.生命的役割 28.「大自然界」の生き方 29.真生命霊財産(徳) 30.より良く生きること① 31.より良く生きること② 32.観念のフイルム 33.内在的な心の世界と外在的世界 34.親性と人間性 35.存在の原理 36.親子の原理 37.親目的について 38.食物連鎖の理 39.価値の段階 40.創設設定の原理 41.生命自覚証の理 42.十元の理法Ⅰ 43.十元の理法Ⅱ 44.十元の理法Ⅲ 45.事状身状の助かり方 46.大自然界の教え 47.大自然界の教え② 48.大自然界の教え③ 49.生命霊生存活動の理 50.親性一体全体 親調和 親秩序の理 51.生命霊の理 リンク
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