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自然の仕組み

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2016年 08月 01日

Ⅰ.気とは何でしょう

私達は日常会話の中で、何気なく「気を入れる」「気が充実する」「気力」「気合」などと、気のついている言葉を沢山使っています。
漢方では、この気の働きを重要視します。目に見えるものではありませんが、明らかに存在するものとして考えられており、最近では、国際的にも気の研究が進められ、注目を浴びてきています。
では、気とは一体何でしょう。一言でいえば、エネルギー・活動力などのことです。この気が体内の血をめぐらし、水を動かし手、人間を健康に導いているのです。
ですから、気が不足すると、血の流れが悪くなって、血に余分な熱を持つようになったり、水が体内に停滞して、冷えや浮腫みを生じるようになるのです。血に余分な熱を持つようになった時は霊黄参を服用致します。
また、気がストレスと切ってもきれない関係にあることも、わかってきております。

それでは、この気はどこから得られるのでしょうか。まず、「天の気」は、呼吸によって肺を通して体内に入ります。もう一つの気「地の気」は、大地に育った野菜、穀物を食べることによって、体内から生まれてきます。そして、「天の気」と「地の気」が、五臓を通して合体して、人間が生きて行く為に欠かせない元気とか真気と呼ばれている総合された、後天的な気となるのです。

更に、漢方では両親から授かった生まれながらにして持っている、いわば先天的な気を「正気」と言って区別しています。そして、これら二つの気の調和を保ちながら、うまく働かせることを大切に考えています。


漢方の食養生(藤本 肇) 救心製薬株式会社より


by shizennori1 | 2016-08-01 17:12 | Ⅰ.気とは何でしょう


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