2016年 12月 03日

5.知性・理性・感性について

物の考え方について、どのように考えていけば素晴らしく生きて行けるのでしょうか?それは、意識がプラスにならなければならないという事です。食事をするときも美味しく食べたほうが良いのであります。それは美味しさを意識して食べるからです。同じ様に今日一日生きるのに素晴らしく生きているのだという、実感を持ったらいいのではないでしょうか。旅行に行って良かったという気持ちを持つことが一番大事ではないでしょうか。 

仕事でもやりがいがあるといったら価値があります。しかし、つまらないと言ったら価値がありません。
要するに意識の違いであります

或いは結婚する人たちは、あの人は素晴らしい、結婚したいと言います。しかし、結婚した、素晴らしいとしたその結婚の幸せ感が何年続くのでしょうか?4~5年すると感動がなくなります。

趣味で、釣り、ゴルフを長くやっていると味わいがあり、面白くなるのです。落語でも長くやっていると面白くなるのが本来の姿であります。
それなのにプラスの気持ちで結婚したのに、長く暮らせば暮らすほど感動があるはずなのに、そうならないのは、どこか狂っているのではないでしょうか。結婚した時、最初は喜びであったはずであります。これが10年、20年したらどうなるかという問題であります。ずいぶん意識が違うのではないでしょうか?

意識と言うのは,私達が、自分の能動的な意思で努力しないと、ずっと高めていく事が出来ないのであります。

本当は、小さな子供、若者達よりも、より長く生きたお年寄りになればなるほど、長く生きたベテランですから生きる喜びと感動が多い事になるのが本当の姿ではないでしょうか。

そこで自分の気持ちをいかにプラスにしていかなければならないかという事が大きな問題であります。

食べて美味しい、着物を買ってきて喜ぶ、結婚して幸せと思う、旅行もプラスを求めて、要するに幸せを求めての行動しかないのであります

結婚も、したばかりの時は、お互いに譲り合いますが、長くたちますとお互いに思いやりが無くなり、愛の精神が無くなってしまいます。だから意識が違ってくるという事になります。
私達の意識をよりプラスにする為に、自然界は私達一人一人に生命の能力として知性・理性・感性をお与え下さっています。
生命の力としてより良く、より幸せに生きて行こうとします。
「生きるとは生命活動の姿であります」つまり生命が活動している姿であります。

生命は、三つの能力を持っています。それが知性・理性・感性であります



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# by shizennori1 | 2016-12-03 19:39 | 5.知性・理性・感性について
2016年 11月 18日

4.徳積の生き方と不徳な生き方の相違

どの人も目には見えない徳と言う運命財産をもって生活をしています。この徳によって生き方が変わってきます。
例えば借金をしている人は、借金している分だけの不徳があります。
500万円の借金のある方は、500万円の不徳があります。
本来ならば、生き方がプラスの生き方をしてプラスの現象を得ることで悟るべきであります。
しかし、マイナスの生き方をして不徳を生じています。これを悟りとは言いません。あくまでプラスの行いから起きてくる事のプラスの現象を悟りといいます。

具体的に言いますと            目に見える世界                         目に見えない世界
                         形ある世界                             形ない世界
                         親物質現象界                           親命霊界
  
                         不徳の状態                             不徳の状態                     

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イ図の500万円の借金を返しても不徳の穴は埋まりません。
ロ図の不徳の穴を埋めながら借金を返済しなくては解決にはなりません。
ロ図の不徳の穴を、言葉で、体を使って、お金を使って、わずかずつの金額で徳積のプラスを行っていく事で埋めていきます。

金額の大小ではなく、真心をもって日々の徳積を「日々のおつなぎ」といって種まきを行い徳を増やしていきます。

その分不徳の穴が埋まっていきます。その行いを続けていく事で不徳の穴が埋まった分借金が減っていきます

問題が問題ではありません。その問題をどのように通るか、
プラスで通るか、マイナスで通るかが問題であります。
してもらいたいという子心で通るのか、してあげようという親心で通るのか、そこが問題であります。

このような生き方が変わらないと、つまり、意識がかわらないと、気持ちが変わらないと運命は変わりません。だから問題があることは良い事であります。体操の選手の方々も困難を克服するために一生懸命であります。このことは宗教宗派には関係ありません。人種・年齢・性別、一切関係ありません。

そういう意味で問題を問題とせず、清水の舞台から飛び降りるつもりで、実理として実行してみることが非常に大事であります。
とにかく、目に見えない運命貯金であります徳を増やしてみることです。

必ず行った分、その結果が出てまいります。

全てに徳が最優先します。

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# by shizennori1 | 2016-11-18 19:46 | 4.徳積の生き方と不徳な生き方の相違
2016年 11月 15日

3.徳はどうして増やせるのか

どうしたら、よりよく生きて徳を増やせるのでしょうか。それは他に対して役に立つことですそういう行いをしていくと生命に目には見えませんが徳と言う運命財産が増えていきます。
しかし、逆の行いをして他に迷惑をかけたり悪口を言ったりしてマイナスの行いをしますと徳と言う運命財産が減っていきます。徳が減った分、物事がうまくいきません
すべて徳・不徳によります。

徳のあるものは徳のあるもの同士、徳の無いものは徳の無いもの同士、集まることになっています。
これが、つまり似たものが集まることになっています。
1日1日プラスの生き方してみますと、それが種となります。その生き方が種となり増えていきます。それが地球の種となり増えていきます。すぐには広がりません。しかし必ず増えていきます。
プールの水の中にインクを数滴たらしても、水の色は直ぐに青くはなりません。しかし、その様なことを続けていきますと必ず青くなっていきます。
これが西郷南洲翁の言っていた徳を増やす生き方になるのです。これが親心であります。親はあくまでも皆のことを考えているのです。自分というものがありません。こういう生き方が大変、大事であります。
より良く生きること、これはすべての生物が望んでいる生命的な欲求であります。

具体的には、徳を増やす方法としては日々の徳積として「日々のおつなぎ」といって種まきを行います。一番出しにくいお金を他の為に出してみることです。金額は真(まこと)で行うことで、決まっていません。このようにしてまず行ってみることです。必ず結果は出てきます。

地球の人達がより良く生きて行けますようにと願いながら種をまいていきます。

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# by shizennori1 | 2016-11-15 19:53 | 3.徳はどうして増やせるのか
2016年 11月 05日

2.徳を積む生き方

私達は素晴らしく生きる生き方を学んでいかなければならないと思います。私達の生命は自然の力と働きを頂いて活かされ生きております。自分の力で生きているわけではありません。

自分の心臓の働きは、自分の意思で動かしているわけではありません。また、食べた物を自分の力で消化しているわけではありません。血液の循環も全て自然の力と働きを頂いて動かされています。
全て自然の力と働きを頂いて活かされ生きております。

こういうことを考えていきますと生命には人種・年齢・性別・動物・植物・宗教宗派は一切、関係なく活かされ生きていることがわかります。

漢方処方を考える時に、同じ薬を使用しているにもかかわらず、その人その人によって薬の効き方が違っています。その効き方を良くするのに何が違うかであります。
それはその人自身の持っている目には見えない生命の力があるかないかであります。それが生命に備わっている財産、徳、不徳にあるという事です。
より良い生き方をすると、という運命財産が増えます。逆に悪い生き方をすればが減ります。
しかし、なかなかこのことに気が付きません

運命環境を良くする為にも、あらゆる人間関係を良くする為にも、誰にとっても絶対的に必要不可欠の生命財産であるを増やすことが大変大事であります。

良い運命環境は人間のお金では買う事は出来ません。お金があってもマイナスの生き方や不幸な生き方をしています。
お金は全ての生存行為に通用する生命の財産ではないからです。が無いとマイナスの人生や生存となります。
生命活動の全てに通用するものがと言う生命財産なのです。

徳という目には見えない生命についた生命財産を増やせばより良くなっていく事になっています。問題があつたら徳を増やしてみることです。必ず現象が起きてきます


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# by shizennori1 | 2016-11-05 19:56 | 2.徳を積む生き方
2016年 09月 23日

1.よりよく生きる生き方

今まで、漢方医学を勉強して自然界について陰陽で表していることを学んできました。
体は熱量のある、熱っぽい体の人と、逆に冷えて寒寒しい人がおります。
例えば弱い体質(漢方医学では虚証という)というと病気にかかりやすい性質であり、病気が治りにくい性質であることを意味します。要するに病気に対する抵抗力が弱く、自然治癒力が弱いという事になります。
これに対して強い体質(漢方医学では実証という)とは、病気にかかっても治りやすく病気に対して抵抗力のある体質を言います。
物理的体質もさることながら、他に精神的要因も必ず作用していることがあります。

いわゆる生きることにプラス(生命に対して喜びを感じて生きている事)か、マイナス(生命に対して苦しみを感じて生きている)かであります。

すべての事に感謝・喜び・感動であるプラスの感じをもって生きているのか、それとも愚痴・不足・不満のマイナスの感じをもって生きていくかであります。
言い換えると生きる事にポジティブの生き方をするのか、またはネガティブの生き方をするのかであります。

しかし、プラスで生きて行くことが理想的な生き方となるわけなのであります。
しかしながら、なかなかプラスには感じて生きて行くことは難しいのであります。

では、どのように生きたらよいのでしょうか。
そこでプラスの生き方をする為には、他の役に立つための助けたい助けたいと思うプラスの貯金の生き方をしなければなりません
この事を先人は徳という言葉を使って表現しています。
そのような生き方をすれば徳という目には見えない運命の財産・運命の貯金が増えていきます。

しかし、助けてくれ助けてくれとマイナスの借金の生き方をすれば借金がますます増えて、徳という目には見えない運命財産・運命の借金となっていきます。

要するに、徳という貯金を増やしていくか、不徳の借金を作っていくかであります。

しかし、現実の生活の中で、このことが意識して分からず、生きる意味も分からず、つまり、生きること自体もホームレスのように、ただ生きてるから生きてるといったような生き方をしています。

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# by shizennori1 | 2016-09-23 18:46 | 1.よりよく生きる生き方
2016年 09月 03日

ⅩⅧ.正しい食物の「気味」の取り方

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それでは、五臓に関連した気味の正しい摂取の仕方について、まとめてみましょう。
古書には次のように記されています。

「すべて飲食から栄養を摂取して、生命を養っている。しかし、食物の中にはこれを食すると体に良くないものがあり、知らずに食べると、かえって害にとなるものもある。近頃の人(漢の時代)をよく見てみると、節制、養生に心を傾けようとせずに、病気にかかることが非常に多い。飲食によって病を生じない者はないのである。かりそめにも、その生命を全うしようとするならば、食べてはいけない物を知ることが大切である。
食物の味には体に良い物があり、身に害を及ぼす物もある。体に合った食物を飲食すれば、体力を益し健康になることができる。害する物を飲食すれば、それで病を起こし、このために危険を招くことになる。そのようなものは、みな治療し難いものである」

現在の美食、飽食の時代にもあてはまる警鐘で、耳を傾ける必要があるでしょう。

それでは、五臓の虚実による食物の五味の取り方についてまとめておきます。
肝臓」が弱く疲れやすい人は、酸味の物と甘い物を体に合っただけ食べるようにし、辛味の物を食べ過ぎてはいけません。
心臓」が弱く疲れやすい人は、苦味とか辛味の物をなるべく多く取るようにし、鹹味の食物を食べ過ぎないようにします。心臓が病的に強過ぎる場合には、鹹味の物を余分に取るように心掛ける必要があります。
脾胃」が虚弱で疲れやすい人は、甘味か鹹味の物をなるべく食べれば良く、酸味のものを食べ過ぎてはいけません。
脾胃が強過ぎる人は、酸味の物を摂取して、脾胃の働きを抑える必要があります。それを知らないで摂取し過ぎると胃を悪くすることがあります。自然酢を服用する場合でも、必要量をきめ、脾胃の弱い人は、酢の中に甘味を加える必要があります。
肺」が弱く疲れやすい人は、辛味とか酸味の食べ物を多く取るようにし、苦味の物を食べ過ぎないようにしましょう。肺が病的に強過ぎるときは、苦味の物を食べて、肺の働きを抑えることです。
「腎臓」が虚弱で疲れやすい人は、鹹味とか苦味のものを体に合っただけ食べるようにし、甘味の物を食べ過ぎてはいけません。
腎臓の機能が強すぎて体に変調を起こした場合には、甘味の物を少し余分に食べてください。

また、古書によると、「食による中毒を治そうとする場合には、急いで病を救おうとして、熱いままで湯薬(煎じ薬)を服用してはならない。中毒の薬は、熱を得るとますます病毒がひどくなるから、当然、湯薬がさめてから服用させなさい。中毒の場合を除いては、湯薬で服用するのが望ましい」とあります。
漢方薬には煎じ薬や散薬、丸薬などがありますが、どの形で服用するにしても、このように、体温より少し高めの温度を目安にし、白湯で服用することが、効きめが的確に現れ理想的なのです。
食中毒のような中毒症状が現れた場合は例外で、煎じ薬を冷たくして、あるいは冷たい水で服用することが、正しい手当となります。なぜならば、毒物が体内に入ると、その刺激によって熱が生じるため、冷やして鎮静させることが必要だからです。
このように、生活の中で食事ではどうしても間に合わないほどに体調を崩したり、病気になってしまったときは、安全性が高く、効き目の良い、そして自然の中からつくられた薬を服用するように心掛けてください。病勢を抑え、体力を回復させることが、健康を保持する最も大切な方法だからです。


漢方においては、このように自然の輪廻、自然との調和を中心にして、人体そのもの、あるいは生活方法を考えるのが、大きな特徴です。自然に即応し、同調した毎日を送ることが、健康生活への近道になると信じます.

                           わかりやすい漢方の食養生 元日本薬剤師会漢方委員会・委員長 藤本 肇著
                                                                 救心製薬株式会社


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# by shizennori1 | 2016-09-03 18:16 | ⅩⅧ.正しい食物の「気味」の取り方
2016年 09月 03日

ⅩⅦ.四季で変わる五臓の働き

五臓の働きは、一年一律のように思われがちですが、四季によって強弱があるのです。
古書に「春には動物の肝臓、胆嚢を食べてはいけない。夏には動物の心臓、小腸を食べてはいけない。秋には動物の肺臓、大腸を食べてはいけない。冬には動物の腎臓や膀胱を食べてはいけない。土用には動物の脾臓、胃を食べてはいけない」とあります。

その理由については、「春には人間も動物も肝臓、胆嚢の機能が高まるときで、脾胃の働きは抑えられるようになる。このときにさらに肝臓を補うと肝臓の働きが強くなり過ぎて、脾胃の働きを一層抑える結果となってしまい救いようのないひどい状態になることがあるからである。

季節が春でなければ、肝臓は一般的に虚弱になりやすいので、肝臓を食して「虚」の状態を補うのも良い方法である。他の臓もこの考え方に準じるべきである。」と記しています。

この考え方は、本草学(漢方での薬物学)の実際的経験を基本にして理論づけられたものであり、食養生の上では大切なことなのです。

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# by shizennori1 | 2016-09-03 11:31 | ⅩⅦ.季節で変わる五臓の働き
2016年 09月 02日

ⅩⅥ.四季にうまく「気」を取りこむ

自然界の動植物も人と同じように「天の気」、「地の気」の恩恵を受けて生育し、特有の気を作り上げながら、生命活動を続けています。
つまり、それぞれに気が充実する時期があり、四季によって気の充実する部分も異なってくるというわけです。
春には芽の物(たけのこ・うどの若芽)を、夏には葉の物(キャベツ・ほうれんそう)を、秋は実の物(カキ・くり)を、冬には根の物(さつまいも・かぶ)を中心に食べれば良いのです。

なぜならば、春は気温が昇り、植物が芽生え成長するときで、芽に気が集中しているからです。

葉は夏に、太陽エネルギーをいっぱいに受けて生長して行きます。

秋は収穫のときで、「天の気」が収まる時期です。植物は実に栄養を集めようとするわけです。

冬に根の物を食べると良いのは、蔵する時期に入るからです。動物も一部は冬眠に入り、万物はすべて枯れてしまい根しか残りませんが、「地の気」は根に集中します。また、根の物は、地に埋めて貯蔵ができますから、自然界に順応した食資源でもあったわけです。

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# by shizennori1 | 2016-09-02 11:36 | ⅩⅥ.四季にうまく「気」を取りこむ
2016年 09月 01日

ⅩⅤ.「食物の気」の働き

五味のほかに、漢方では「食物の気」を大切に考えます。「食物の気」は、「薬性」とも呼ばれており、その食物の持っている特有な性質でこれを「寒」、「温」、「平」の三つに大別します。

「寒」というのは、食物や生薬が体内に入ったときの冷やす働きをいい、「温」は、温める作用をさします。また、寒にも温にもかたよらないで、味の働きが主となるものを「平」といいます。

このほかに、軽く冷やす「涼」、軽く温める「微温」、強く温める「熱」などに細かく分類する場合もあります。
具体的に例をあげてみますと、柿や梨には冷やす働きがあり、酒には温める働きがあります。ですから、酒を飲み過ぎて酔ったときの早い酔い覚ましに、柿や梨は良いわけです。

更に漢方では、この気の働きと前に述べました味の働きを合わせたものを「気味」と呼び、その「気味」の組み合わせによって、食物や生薬が人体に作用する特有の働きを理論づけています。

例えば、辛温についていえば、辛は肺の機能を高めますから、温めながら肺の働きを良くすると考え、苦微温は、少し温めながら、心臓の働きを補うといった具合に、それぞれの働きに意味を持たせているわけです。

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# by shizennori1 | 2016-09-01 14:56 | ⅩⅤ.「食物の気」の働き
2016年 08月 31日

ⅩⅣ.食物・生薬の「五味」の働き

私たちに食べることの楽しさを与え、食欲を増進させるものの一つに「味」があります。食物には、「酸・苦・甘・辛・鹹」の五つの味がありますが、漢方では、この「五味」が五臓を補うという独特の考え方をとっています。これが、古典の「素問」に根ざした「医食同源」といわれている思想です。

そして、「酸は肝(胆)に入り、苦は心(小腸)に入り、甘は脾(胃)に入り、辛は肺(大腸)に入り、鹹は腎(膀胱)に入る」と、五味と各臓器との関連性を説いています。

つまり、五味が、それぞれの要素に属する五臓の「虚(働きが弱くて病的な状態)」に対して、作用することを表しているのです。

例えば、胃が悪くなると、やたらに甘い物を欲しがるようになり、欲求のままに甘い物を食べていると、必ず胸やけや胃もたれの症状を起こす結果になります。また、腎臓が悪くなる前には、やはり鹹味(しおからい)の物を食べたがります。鹹味の物を食べ過ぎると腎臓病になりやすいものです。
このように、病気と五味との因果関係には微妙なところがあります。
虚の状態から正常な状態を飛び越えて、「実(働きが強すぎて病的な状態)」の状態にならないように注意さえすれば、五味が五臓を養うという考え方には、強い説得力があるといえます。

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# by shizennori1 | 2016-08-31 18:30 | ⅩⅣ.食物・生薬の「五味」の働き
2016年 08月 31日

ⅩⅢ.「五行」思想のはじまり

古代中国の人は、生活に欠かせない基本物質として、「木・火・土・金・水」の五つを考えたのです。これが漢方での「五行」(ごぎょう)という哲学思想のはじまりで、「五行説」と呼ばれています。「五行」の行には、“めぐる″という意味があり、すべての事物や現象をこの五つに分類して、それぞれの物質が、相互に依存し合い、関係し合ってめぐっていると考えたわけです。そして人の生理現象や病理的変化を理論的に説明出来るようにし、病気の予防や治療の体系を組み立てるのに応用してきたのです。
この五行説では、人の五臓との関連を分かりやすくするために、自然の摂理を基本にして、木を肝臓、火を心臓、土を脾臓、金を肺臓、水を腎臓とみなして、理論の展開をしています。また、相互関係を表す基本的な考え方として、「相生関係」「相剋関係」とがあります。

「相生」というのは、お互いに協調し、助長し、支持し合う生理現象をさします。ちょうど母が子をいつくしむ、「生む」「生まれる」のようなつながりがあるところから、『母子関係」ということもあります。
具体的にいえば、(肝臓)は、燃えて火となり、(心臓)は、灰から後には土をつくり、(脾臓)は、ときには金となり、金(肺臓)が見つかるところには(腎臓)があり、(腎臓)は、木(肝臓)を育てるという関係になります。一方の「相剋」とは、お互いに対立し、制約し合う生理現象をさし、『支配する」「支配される」の関係にあるところから、「相勝関係」ともいいます。

表を参照しながら読んで頂くとわかりやすいのですが、水剋火というのは、水は火を消し、火剋金は、火は金をとかし、金剋木は、金属は木を切り、木剋土は、木は土中の栄養分を吸い取り、土剋水は、土は水をせき止めるという関係です。

このように、宇宙を含めた地球上のすべての事物や現象は、相互に依存し合い、相対しながら、限りなくめぐっているのです。これを「輪廻」といっていますが、漢方では自然と同調し、調和しながら生きて行くことを何よりも大切に考えます。

五行色体表

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# by shizennori1 | 2016-08-31 13:27 | ⅩⅢ.「五行」の思想のはじまり
2016年 08月 30日

Ⅻ.五臓と体液との関係②

例えば、怒りやすい人には肝臓の悪い人が多く、このような人は、感情の起伏が激しく、涙もろいところがあることから関連づけているのです。
では、水の偏在が身体の内部に生じると、どんな症状が現れるかについて述べておきましょう。
古書に「誰にでもいえることだが、水を飲む量が多過ぎると、必ずにわかに、ぜいぜいと胸苦しくなる。また穀物を食べることが少なく、飲み物が多いときは、水が胃の辺に停滞し、みぞおちのあたりが動悸をを打つようになる。軽いものは息切れがする」とあります。

食事のとり方が少なく、水分をとり過ぎることの戒めが、ここに書かれています。
また古書に飲んだ水分が多過ぎたり、胃腸の働きが弱いときは、発汗力が低下するから、体内に水の停滞が起こり、四つの流れになる。①余分に飲んだ水が腸に流れて腸が鳴るようになる。②胸の両脇の方に流れ、停滞してしまう。③手足の方に流れて、身体が重くなってムクミを生じる。④肺の方に停滞して、咳がこみ上げて横になれなくなる」とあります。
このように、余分な水分は内蔵に害を及ぼすようになるのです。
「肺臓」にそれが現れたときは、鼻水や泡のまじった痰が出やすくなり、その結果、のどが乾いて水を飲みたがるようになり、悪循環となってしまいます。
肺は呼吸によって、肺の水分を発散するのですが、水分が過剰になると、肺が水分のために圧迫されて、このような症状が現れてくるのです。この症状が重くなると、肺の細胞がむくみ、肺水腫を起こして呼吸困難になることがあります。
「心臓」過剰な水分の影響を受けると、心臓は圧迫されて、心臓の下あたりが堅い感じになり、呼吸が苦しく、ドキドキと動悸がして水を飲むのを嫌がるようになります
「脾臓」の付近に水が停滞すると、やはり呼吸が浅くなり、身体が重だるく、身体を充分に動かせなくなります。
「肝臓」に余分な水分があると、脇腹が棒を入れたようにつっぱるようになり、クシャミも出やすく、痛みを感じるようになります
「腎臓」に水分が偏在すると、心臓の下部に動悸を感じるようになるのです

このように、五臓の各部に水分の滞りがあると、いろいろな症状が現れてきますが、大抵の場合は、胃の働きの低下によって起こります
漢方では、消化器を総称して、「水穀の道路」といい、その中心となっている胃を「水穀の海」と呼んでいます。
つまり、胃は飲食物(水と穀物)を消化し、熱を発生させて体を温め、気力体力を増進させる中心なのです
胃の働きが弱くなると、熱気の発生が弱くなり、いきおいエネルギーを循環させ、皮膚に充満させる力が低下して、外界からの寒さや暑さや湿度などを調節する働きも弱くなってしまうのです。その影響によって、五臓六腑の働きが円滑に行われなくなってしまうわけです。
健康な状態では、体表に水分の停滞が多い場合は、汗として体外に排泄され、体内に多くあれば、小便として、あるいは大便として自然に排泄されますので、余り気にもかけませんが、油断は禁物なのです。
とにかく、慢性化して病的な状態にならないように、常に摂取量と排泄量とのバランス・コントロールを考えた生活を心掛けたいものです。






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# by shizennori1 | 2016-08-30 14:22 | ⅩⅡ.五臓と体液との関係②
2016年 08月 23日

Ⅺ.五臓と体液との関係①

五行色体表
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五臓と体液との関係

ここで、五臓と体液との関係について述べておきましょう。漢方では、肝臓の働きに異常を生じると出やすく、心臓の場合は、血液に余分な熱を持つようになって「汗」出やすく、脾胃が異常なときは「涎」が出やすく、肺に水分の多い時には「鼻水」が、腎臓の働きに変化が起こるとが出やすいと理論づけています。五臓の異常によって、顔や体に体液の一部がこのように現れやすくなると考えたわけです。これは、五行説での「五液」が基本となっています。


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# by shizennori1 | 2016-08-23 17:15 | Ⅺ五臓と体液との関係①
2016年 08月 23日

Ⅹ.皮膚からの水分の代謝を良くする方法

皮膚は外界との接点にあって、発汗によって、体表・体内の熱と体内の水分のバランスを保っています。これを、漢方では「開ごう」と呼んでいますが、必要なだけ開き、あるいは閉じるという汗腺の働きによって体を守っているのです。
ところが、この皮膚の働きは個人によって強弱があり、概して体の弱い人は、少しの変化でも汗が出やすかったり、その逆の場合もあったりして、体内の温度調節がうまく行われない傾向にあります。体内の熱は、水の力を借りて放出されるわけですから、その水と熱とのバランスがとれている状態が健康を保つ上で大切になってきます。古書に「発汗によって病を治するときは、体にしっとりと汗をかかせるのがよろしい。流れるような玉の汗をかくときは、病は治りにくい」とあります。
これは熱病の場合をさしているのですが、熱を発散させるときには、健康な人でもこのような汗の出方が望ましいのです。ですから、水分を減らしたいときには、汗だけでなく小便で排泄させることを考えれば良いのです。

皮膚を冷やしたり、水分の摂取が多すぎると、ムクミが起こる場合があります。顔や手足などにみられるときは、皮膚に水分が停滞している場合が多く、また、体にムクミが生じているときは、内臓が関係していることが多いのです。皮膚に水分が停滞する原因には、次のような二つが考えられます。一つは、皮膚の調節機能が異常をきたし、汗腺が閉じがちになって、発散が円滑に行われないときであり、今ひとつは、体内の熱が不足して起こる場合です。
どちらにしても、蒸しタオルで皮膚を温めて機能を強めたり、心臓の方向にながれをつくる感じで乾布摩擦をするとか、軽い運動をするなどして、皮下に刺激を与えて、血行を良くしてやれば、症状が軽いものは治ります。

では、発汗に異常があるときには、どんな食事をとれば良いのでしょう。
昔は、病後には体内の余分な熱が残りがちになるからと、お粥に梅干しを食べたものですが、これは、とても良い方法なのです。温かいお粥は胃を温めて働きを回復させ、発汗力を増すからです。そして、肝臓や筋肉にこもりがちな熱を紫蘇で発散させ、同時に梅の酸味で肝臓や筋肉の働きを良くして熱を発散させますから、自然に発汗が良くなるのです。
また、前夜に酒を飲み過ぎたり過労が続いて体内に熱がこもった感じのときに、朝粥が良いというのも同じような理由からです。このようなときの朝のお粥は、胃に穀物の気を与えて働きを良くし、発散を良くしますから、体調の回復に良いわけです。

日照時間の少ない北欧で生まれたサウナ風呂も、人工的に体表を温めて皮膚に停滞している水分を発汗させ、偏在している水分を取るには良い方法です。水と熱とのバランスが良くなり、血液の流れも正常に戻すことができます。
では、体内の熱の不足でムクミが起こっているときには、どうしたら良いでしょう。

それには、乾布摩擦のほかに、体内を温めるものや辛いものを一緒に食べるなどの方法をとれば、症状を軽減することができます。こんな時には、餅の入ったお粥が良いのです。
餅には米よりも体内を温めやすい性質があるからです。これらの方法は、手軽にできますから、生活の知恵として、実行してみてください。

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# by shizennori1 | 2016-08-23 17:03 | Ⅹ.皮膚からの水分の代謝を良くする方法
2016年 08月 22日

Ⅸ.余分な水分を溜めてはいけない

ある学説によると、平均して、男性の体重の60%、女性の場合は65%が水分であるといわれています。漢方でいう水分は、細胞内液と細胞外液と血液まで含めたものをさしており、「津液」呼んでいます。体に変調をきたして、血液が停滞すると「」を生じ、水が停滞すると「寒」、すなわち冷えを生じることについては、前に述べましたが、これをうまくコントロールしているのが、「陽気」と「陰気」です。
陽気は、皮膚に充満していて、筋肉を温めたり、皮膚を丈夫にする働きのほかに、汗腺を閉じたり、開いたりする役目も果たしています。また、陰気は、津液を動かして体の中で円滑に働かせる、うるおす作用を持っているのです。
この陰陽の気の調和によって、体温が36℃前後、血液の温度が37℃~38℃に保たれ、また臓腑の温度も一定に調節されているのです。
つまり、陽気が強く多ければ、バランスをとるために陰気は余分に必要になり、体内の水分が多くなります。
1~2才の乳幼児は、体重の80%位が水分であるといわれていますが、それは著しい成長時期なので細胞分裂がはげしく、そのために熱の消費量が多いからです。大人より少し高めの体温で、水分比率が高くなっているのも、このような理由からなのです。生理学では、季節によって、また個人によって違いはありますが、平均して呼吸から600cc、汗で500cc、小便で1200cc、大便で200cc、総量2500ccの水分が1日に排泄されているといわれています。

また、生体の熱生産は、筋肉で58%、肝臓で22%、脳・心臓・腎臓その他で20%の割合いで行われていて、そのときに水も一緒にできるといわれています。この燃焼水は一日400cc前後といわれていますから、摂取量は、全排泄量より400ccを引いた水分を摂取すれば、理論的には最適であるということになります。これは大変むずかしいことで、目安として考えればよいでしょう。このように、排泄、発散がうまく行われていれば、体内に余分な水分が貯留することはありません。
ところが、この調節機能が悪くなり、病的になると、余分な水分が体内に溜まり、血管を圧迫して血液の流れが悪くなり、いろいろな病気の原因となるのです。

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# by shizennori1 | 2016-08-22 16:37 | Ⅸ.余分な水分を溜めてはいけない
2016年 08月 20日

Ⅷ.血の働きを良くするもの

現代の生理学においては、血液循環を良くするものに、次の三つがあるとされています。一つは心臓のポンプであり、一つは呼吸であり、もう一つは運動です。心臓のポンプはともかくとして、なぜ、呼吸によって血流が良くなるかといいますと、呼吸によって横隔膜の働きが盛んになり、肺機能が高められるからです。複式呼吸法もこの原理を応用した健康法の一つといえます。また、運動すると、筋肉は収縮します。例えば、腕を屈伸した場合に、内側の筋肉は縮み、血液は一時的に充血してかたくなりますが、その反対の外側は伸びて血行が良くなります。この筋肉運動は、瞬間的に同時に行われるので、循環を盛んにさせるのです。ですから、洗濯を昔風に行えば、大変な筋肉運動をしなければならないし、掃除での雑巾がけにいたっては、からだ全体を使うことになりますから、筋肉が丈夫になり、血行も良くすることになるわけです。
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# by shizennori1 | 2016-08-20 11:42 | Ⅷ.血の働きを良くするもの
2016年 08月 17日

Ⅶ.血の病のいろいろ

このような血液の循環機能障害の病状を、漢方では「血の病」と呼んでいます。女性の生理に絡んだ、いろいろな病気を総称して「血の道症」といいますが、これも血の病の一つです。また、漢方でよく使う言葉に「お血」があります。これは血に熱をもち、流れが悪くなった血液の滞りの状態をさしたり、古血そのもののことをいいます。このような状態をそのままにしてしていると、脳卒中の原因になったり、心臓にも悪影響をきたし、血管中に血の塊ができる血栓を引き起こすことさえあります。新鮮な血液によって、はじめて新陳代謝も活発に行われるわけですから、いろいろな余病が出ても不思議ではありません。
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# by shizennori1 | 2016-08-17 18:35
2016年 08月 13日

Ⅵ.心臓と血液のめぐり

古書では、血液をめぐらせるについて「体を補い、陰陽をめぐらし、血液循環を良くし、筋肉や骨を潤おして関節の動きを潤滑にするもので、これを栄気という」とあります。「栄気」である血液の働きが正常であれば、体は健康で、筋肉や骨髄に栄養を与えることができ、関節の屈伸を滑らかにして痛みを感じさせることもない、というわけです。
心臓は血液に関係のある臓器ですが、漢方では汗のことを「心臓の液といいます。血液が余分な熱を持つと、発汗して熱を下げます。汗の出方がその人の体力や皮膚の強さに対して多い場合には、血液の水分が少なくなります。その場合には、かえって血液の流れが悪くなり、血に熱が集まって、どうきや息切れを起こすことがあります。また、逆に、発汗が少なく、血液中の水分が多くなり過ぎても、血液の流れが悪くなり、やはりどうきや息切れの症状が生じ、手足が冷えてくるのです

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# by shizennori1 | 2016-08-13 12:39 | Ⅵ.心臓と血液のめぐり
2016年 08月 12日

Ⅴ.自然治癒力を高める「内気」

漢方では、人の健康を阻害して病気の原因となるものを①外因、②内因、③不内外因の三つの因子に分類しています。
外因とは「風・熱・湿・燥・寒」の自然環境による外的な病因のことで、内因は、気を含めた精神的な原因で起こるものをさします。また外因でも内因でもない遺伝、疲労や不摂生によって起こるものを不内外因と呼んでいます。
漢方では、遺伝は生まれつきの体質まで含めて考えますので、先天的な生命エネルギーの「正気」が、関係してくることになります。内因、不内外因に気が関わっているように、病気の予防、治療においても気の働き重要に考えるのです。
「気功法」の効は、鍛えるという意味で、気は訓練し、鍛錬することによって充実させることができます。親から授かった先天的な気、「正気」は、病邪に対する抵抗エネルギーですから、強弱に多少の個人差はあるにしても、免疫力や抵抗力と考えて差しつかえないでしょう。
これに加えて、後天的な気、「真気」を鍛練して充実させ、うまく働かせることによって、病気の予防や健康増進を図ることができるのです。

このようにして増幅され、自然治癒力を持った内なる気を「内気」といいます。また、その内気をさらに、鍛錬、充実させ、病人に対して念射して、相手の気をめぐらし整えることのできる気を、「外気」と呼んでいます。この外気を利用して他人を治療することができる人を「気功師」といいますが、中国においては針治療などと共に、すばらしい治療効果が報告されています。

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# by shizennori1 | 2016-08-12 18:59 | Ⅴ.自然治癒力を高める「内気」
2016年 08月 11日

Ⅳ.気の充実が「運」を開く

心理学に、「心の四つの作用」というのがあり、「①そう想像し、②そう思い、③そう信じると、④その通りになる」とあります。
これは、強すぎる執着心や身分不相応な欲望をさしているのではありません。人が夢や希望を持って、前向きに生きることの 大切さを表しているのです。
漢方的にこれを解釈すれば、気の充実が運命的な気、「運気」を呼び込むと言うことになります。肉体、精神、知性の働きのリズムを表したものに、「バイオリズム」がありますが、運気はこれに似ています。
運気が好調にめぐっているときは、何事もうまくいきます。それは、人間の脳から理想的な「アルファ波」と呼ばれている脳波が出ているからだ、といわれています。つまり、運気の強い時には、集中力、記憶力が最も強くなり、いわゆる精神的な高揚がみられるのです。しかし、「人生は山あり谷あり」とよくいわれるように、人が持っている独自の気のめぐりにも起伏があり、浮き沈みがあります。ですから、できる限り落差を小さくする工夫が大切になってくるわけで、中国由来の「気功法」や「太極拳」も、その一つの方法といえます。
張りつめ過ぎた気は、人の体に良くない事を前に述べましたが、緊張をリラックスさせ、ときには、気を抜くことも大切なのです。
気力の上で、いつも20%位の余力を残しながら、目的意識を持って生きるように心掛けることです。それが、ほどよい気の充実を保つことになり、同時に気のめぐりが円滑に行われることにもなるのです。古書に「人、五常を受け風気によりて成長す」とあります。人間は、「五常」すなわち「仁・義・礼・智・信」の精神活動によって、五臓が良く働くようになり、人格的にも生長して行くことを表しています。このように、心身に良いリズムをつくりながら生きて行くことが、良い体調、良い人格、ひいては良い環境をつくり、その良い環境を生かして生活を営んで行けば、自然に運気を呼び込むことにつながってくる、というわけです。

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# by shizennori1 | 2016-08-11 16:50 | Ⅳ.気の充実が「運」を開く
2016年 08月 10日

Ⅲ.気を病んではいけない

漢方の古典に「皇帝内経素問」があります。通常では、省略して「素問」と呼んでいます。その中で気を充実させるためには、「七情」の調和が大切なことを挙げています。
七情とは、人間が本来持っている「怒・喜・思・憂・悲・恐・恐」の七つの感情をいいます。そして、「怒り過ぎると肝を損なう。喜び過ぎると心を損なう。思い過ぎると脾胃を損なう(漢方での脾は、脾臓だけではなく膵臓をもさしていることが多い)。憂い過ぎると肺を損なう。悲しんだり、恐れたり、驚いたりし過ぎると腎を損なう」と書かれています。
つまり、ひとつの感情にとらわれ過ぎたり、精神的な強い刺激を受けると、それぞれの臓器での気の流れが悪くなって滞るようになり、やがては病気になることを戒めています。


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# by shizennori1 | 2016-08-10 20:10 | Ⅲ.気を病んではいけない
2016年 08月 09日

Ⅱ.病は気から

漢方での病理の基本となっているものに、「気・血・水」の調和があります。前に述べたように、気が人体の血をめぐらし、水を動かして、バランス良く働いているときは健康である、という考え方です。

つまり、気は、心と体を統制し、調節するコントロール・タワーのような役目を果たしているわけですから、気が程よく充実し、身体の中でバランスよくめぐっていれば、いつも健康なのです。

ところが、強いストレスを受けたり、精神的な負担の多い生活を続けていると、バランスが崩れて、気の流れや巡りは、悪くなります。これを漢方では「気が枯れる」とか「気がつまる」といっています。

このような状態になると、気は空回りし、ヘソを中心に、どうどうめぐりをし始め、精神不安が起こります。この気がさらに上昇すると、頭痛、めまい、肩こり、抜け毛、円形脱毛症、不眠症、健忘症などの症状が現れてくるのです。また、強いストレスを受けると、気は臓器にも悪影響を与えます。ストレス・ショックを受けやすい内臓は、胃や十二指腸で、胃潰瘍、十二指腸潰瘍がよく知られていますが、症状が長引くと、肝臓にも負担をかける原因になりかねません。心臓もストレスを受けやすく、心臓神経症などの症状が現れたり、症状が悪化することが、しばしばあります。

また、腎臓や膀胱がストレスを受けると、血尿がでることさえあります。要するに、気力の充実もさることながら、日常生活の中で適度に緊張を解きほぐし、気分をリラックスさせることが大切なわけです。

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# by shizennori1 | 2016-08-09 19:39 | Ⅱ.病は気から
2016年 08月 01日

Ⅰ.気とは何でしょう

私達は日常会話の中で、何気なく「気を入れる」「気が充実する」「気力」「気合」などと、気のついている言葉を沢山使っています。
漢方では、この気の働きを重要視します。目に見えるものではありませんが、明らかに存在するものとして考えられており、最近では、国際的にも気の研究が進められ、注目を浴びてきています。
では、気とは一体何でしょう。一言でいえば、エネルギー・活動力などのことです。この気が体内の血をめぐらし、水を動かし手、人間を健康に導いているのです。
ですから、気が不足すると、血の流れが悪くなって、血に余分な熱を持つようになったり、水が体内に停滞して、冷えや浮腫みを生じるようになるのです。血に余分な熱を持つようになった時は霊黄参を服用致します。
また、気がストレスと切ってもきれない関係にあることも、わかってきております。

それでは、この気はどこから得られるのでしょうか。まず、「天の気」は、呼吸によって肺を通して体内に入ります。もう一つの気「地の気」は、大地に育った野菜、穀物を食べることによって、体内から生まれてきます。そして、「天の気」と「地の気」が、五臓を通して合体して、人間が生きて行く為に欠かせない元気とか真気と呼ばれている総合された、後天的な気となるのです。

更に、漢方では両親から授かった生まれながらにして持っている、いわば先天的な気を「正気」と言って区別しています。そして、これら二つの気の調和を保ちながら、うまく働かせることを大切に考えています。


漢方の食養生(藤本 肇) 救心製薬株式会社より

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# by shizennori1 | 2016-08-01 17:12 | Ⅰ.気とは何でしょう